ヨガ哲学

「頑張りすぎない生き方」への第一歩:ヨガ哲学から学ぶ自分を大切にするヒント

疲れてるのに「まだ頑張れる」と思ってしまう
つい無理してしまって、あとでどっと疲れが出る
「私にはまだ早いかも」と思ってヨガに踏み出せない
忙しい毎日、自分を大切にする時間がとれない
気づけばSNSと仕事に追われて一日が終わっている

Nakacy(なかしー)@Pause主宰
Nakacy(なかしー)@Pause主宰
こんにちは、Pause(ポーズ)を運営しているNakacy(なかしー)です。

このブログ「Pause(ポーズ)」には、“立ち止まって呼吸をする”という意味を込めました。
都会で頑張るあなたが、ふとした瞬間に深呼吸できるような――そんな、やさしい処方箋のような場所になれたら嬉しいです。

頑張りすぎて自分を大切にできなかった。ヨガに出会う前のわたし

IT業界で働く私は、就業時間は11時から19時なのに、いつもチャットやメールが鳴りやまず、気づけば夜の21時。
「昨日シャワー浴びたっけ?」と思い出せないくらい、心も体も余裕がなくなっていました。

お昼休憩もろくに取らずに、メールを打ちながらおにぎりをかじって、 必要以上に要求してくるクライアントに文句も言わず対応して、周囲のちょっとした言動にイライラしながらも、どうにか一日を乗り切る。

仕事は嫌いじゃない。でも、
「朝になったらまた仕事か…」と思うと、なかなか眠る気になれず、 気づけば夜中の2時にベッドへ。朝はギリギリまで寝て、朝ごはんはパス。
また今日も、昨日と同じような一日が始まる。

ヨガを始める前の私は、
「もっとこうしなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」と、心の中がいつもピンと張りつめていました。

そんな日々の中で、
「そろそろ私、限界なのかもしれない…?」
そんな気持ちがじわじわと、黒いモヤのように体の内側に広がっていきました。

ちょうどその頃、私はヨガに出会いました。

呼吸に意識を向けて、目を閉じる。
最初はうまくできなくても、不思議と気持ちがスッと落ち着いて。
「ただ呼吸するだけで、こんなにも心が緩むんだ」
そう感じたとき、今まで自分の体に全く思いやりを持ててなかったことに気づきました。

そして、ヨガ哲学にも触れるようになって——
「がんばらない生き方」を少しずつ取り入れていくうちに、
いつの間にか、心も体もふっと軽くなっていったんです。

頑張りすぎない生き方とは?

現代の暮らしでは、「頑張る」ことが当たり前のように求められています。
でも、それが続くと、肩こりや不眠、イライラといった“こころとからだのサイン”として表れてくることも。

とくに、真面目で責任感の強い人ほど「あともう少し頑張らなきゃ」と、自分の限界を超えてしまいがちです。
Pauseでは、そんなあなたに「がんばらない」ことも選べるという、新しい視点を届けたいと思っています。

ヨガ哲学から学ぶ「頑張りすぎない」ための考え方

自分に優しくする「非暴力(アヒムサ)」

アヒムサは「自分にも暴力を振るわない」という考え方。
ミスをしたとき、つい自分を責めていませんか?
「うまくできなかったけど、よく頑張ったね」と声をかけるように、自分をやさしく包む時間を大切にしましょう。

足りていることに目を向ける「満足(サントーシャ)」

「もっと頑張らなきゃ」「もっと成長しなきゃ」——
そんな思考が続くと、心はずっと不安なまま

ヨガ哲学の「サントーシャ」は、
“今あるものに目を向け、感謝する”ことで、
心の安らぎを育てていくという教えです。

たとえば——
雨風をしのげる家がある。
今日もあたたかいご飯が食べられる。
好きな音楽や本がそばにある。
大好きな“推し”がいて、癒される時間がある。

そんなふうに、
「すでにある幸せ」に気づけたとき
「もっともっと」と欲しがっていた心が、
ふっと緩んでいきます。

“今のままの私でも、充分しあわせ”
そう思えたとき、
私たちの心はようやく「自分を大切にする場所」に帰ってこれるのかもしれません。

完璧を手放す「ヴァイラーギャ(手放し)」

「ちゃんとしなきゃ」「失敗しちゃいけない」
そんな想いに、ぎゅっと縛られていませんか?

ヴァイラーギャは、執着を手放すというヨガ哲学の教え。
“ま、いっか”と肩の力を抜いてみると、世界が少し軽く見えてくるかもしれません。

たとえば、以前の私。
大手広告代理店に勤めていた頃、休日にも社内やクライアントから普通に連絡が来ていました。
当時の私は、「メールが来たらすぐに返信しなきゃ」と思い込んでいて、
お休みの日でもスマホを手放せず、心がずっと張りつめていたんです。

でも今は、「今日は私のお休み。返信は稼働日に」と決めて、“ちゃんとしなきゃ”という不安を少しずつ手放すようにしています。

実際、すぐに返信しなきゃいけない連絡なんてほんの一部。
本当に緊急なものなら、「緊急!」と書かれていることがほとんどです。

勝手にすべての連絡を「すぐ返さなきゃ!」という“緊急フォルダ”に振り分けて、
自分で自分を追い詰めていたんだなって気づいたんです。

「ちゃんとしなきゃ」の中には、思い込みが潜んでいることも。
特に、真面目で責任感のある女性ほど、自分に厳しくなりすぎてしまいます。

だからこそ、
まずは自分自身を縛っている「しなきゃ」のルールを、ひとつだけでも見直してみませんか?
それだけで、心のスペースがふっと広がっていくはずです。

ヨガ哲学が教えてくれた、“頑張らない”という強さ

ヨガ哲学と聞くと、なんだか小難しそうに思えるかもしれません。
でも実は、「自分を大切にして生きていくためのやさしいヒント」がたくさん詰まっているんです。

たとえばアヒムサ(非暴力)。これは「他人に暴力をふるわない」だけでなく、「自分に対してもやさしくあろう」という教え。
失敗した自分に、「よくがんばったね」って言ってあげるだけでも、心がゆるむ時間になります。

“がんばらない”ことを実践するPause的セルフケア3選

① 白湯を飲む——朝のスタートをやさしく整える

朝いちばん、白湯をゆっくり飲むことで内臓があたたまり、体が「起きる準備」をしてくれます。
忙しい朝こそ、白湯を飲みながら“今日の自分”に優しく声をかけてみてください。

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② アロマの香りで“オン”と“オフ”を切り替える

働きすぎてしまう現代では、意識的に「オフ」に切り替えることがとても大切。
ラベンダーやベルガモットなど、リラックス系の香りを使ってみるのもおすすめです。

Pauseおすすめのアロマ → (アフィリリンク)

③ 1分でもOK、背骨をゆるめるヨガ・ピラティス

がんばりすぎた日、肩や背中がガチガチになっていませんか?
心と体はつながっているからこそ、体からアプローチしてあげることも、とても大切です。

初心者さんでも取り入れやすいのが、ヨガやピラティスのやさしい動き。
特に、椅子に座ったままできる簡単な背骨のエクササイズは、緊張をゆるめて呼吸を深めるのにぴったりです。

ヨガ哲学が教えてくれる「今ここを味わう」感覚も、
こうして体を通じて実感できることがあります。
1分だけでも、ちょっと背中を丸めて深呼吸。
その小さな“pause”が、きっと明日のあなたをととのえてくれます。

日常でできる「頑張りすぎない」ためのヒント

マインドフルネスの習慣

今この瞬間に意識を向ける“マインドフルネス”
食事中に「味や香りを感じてみる」、散歩中に「風の音や鳥の声を聞く」——
それだけで、心が今に戻って、ふわっと落ち着きます。

自分との対話の時間をつくる

忙しいと、自分の本音を見失いがち。
日記を書く、3分でも目を閉じて深呼吸する——そんな小さな時間が、心を整えてくれます。

「休む」ことに罪悪感を持たない

リモートワークやSNSで、つい“オン”のままになってしまう現代。
でも、意識して「何もしない時間」を持つことは、心とからだを整える大切なステップ。
何もしないからこそ、見えてくるものもあります。

休むことは、甘えじゃない

「がんばることが当たり前」と思っていた私たちにとって、
休むことは、どこか“いけないこと”のように感じるかもしれません。

でも、やさしく整えていくためには「立ち止まること」も必要なんです。
Pauseという言葉には、“深呼吸して、自分に戻る”という意味を込めています。

今日もがんばったあなたが、少しだけ自分にやさしくなれますように。
そのためのヒントを、これからもPauseでお届けしていきますね。

まとめ|わたしを大切にする、という選択

頑張りすぎないことは、怠けることではありません。
むしろ、自分を知り、守り、持続可能なペースで生きていくために必要な「強さ」だと思うのです。

まずは、深呼吸ひとつからでも大丈夫。
少しだけ、今日の自分にやさしくしてみませんか?