心地よい暮らしのヒント

夏冷え対策|原因から食事・腹痛改善まで徹底ガイド

夏でも手足やお腹が冷えると感じる人
冷房による体調不良に悩んでいる人
夏冷えによる腹痛やだるさを改善したい人
食事から体調を整えたい人
女性特有の冷えに悩んでいる人

Nakacy(なかしー)@Pause主宰
Nakacy(なかしー)@Pause主宰
こんにちは!ブログ「pause(ポーズ)」を運営しているNakacy(なかしー)です🌿
「pause(ポーズ)」には、“立ち止まって呼吸をする”という意味を込めています。
この記事では「夏冷え」の原因と対策、そして食事・ツボ・生活習慣でできる改善方法を詳しく解説します。

夏なのに寒い!夏冷えとは?

暑い季節なのに手足やお腹が冷える状態を「夏冷え」と呼びます。特にオフィスやカフェなどの冷房環境下では、体の熱が奪われやすく、血流が滞ることで冷えが強くなります。

近年では「夏冷え(夏ビエ)からくる夏バテ」にも注目が集まっています。従来は「暑さによる夏バテ」が主でしたが、クーラー依存や冷たい飲食物の習慣によって、意外にも「冷え」が夏の体調不良の原因となっているのです。

夏冷えの症状

  • 手足の冷えやしびれ
  • お腹や腰回りの冷え
  • 下痢や腹痛
  • 疲れやすさ、だるさ
  • 頭痛や肩こりの悪化

単なる「暑さ対策不足」と思いがちですが、放置すると自律神経や消化器官に影響し、夏バテや免疫低下につながることがあります。

夏冷えの原因は?なぜ腹痛になるの?

夏冷えが起こる原因は複数あります。代表的なものを詳しく見ていきましょう。

内蔵型冷え性の原因と改善法|汗かきや冷えのぼせにも効く漢方対策手足は温かいのにお腹が冷える「内蔵型冷え性」の特徴や原因、汗かき体質との関係、生活習慣や漢方を活用した改善策をわかりやすく解説。自律神経の乱れや冷えのぼせに悩む方におすすめのセルフケア習慣も紹介します。 ...
夏に乱れる自律神経…腸内環境も悪化!?体調を整える食べ物と腸活法とは夏のだるさや不調は腸と自律神経の乱れが原因かも?アーユルヴェーダの知恵を活かした夏のセルフケア術とおすすめサプリをご紹介。...

1. 冷房の効きすぎ

オフィスや商業施設の冷房は、体表を急激に冷やします。血管が収縮し血流が滞ることで、手足や内臓に十分な血液が届かなくなり、冷えや腹痛を引き起こすことがあります。

2. 冷たい飲み物・食べ物の摂りすぎ

冷たいジュースやアイス、氷入りの飲み物を大量に摂ると、胃腸が直接冷やされ消化機能が低下します。結果として腹痛・下痢・便秘などが起こりやすくなります。

3. 高湿度による「水毒」状態

日本の夏は湿度が高く、汗が蒸発しにくいため、体内に余分な水分が滞り「水毒」状態になります。この水分停滞がむくみ・だるさ・腹部の不快感につながります。

4. 自律神経の乱れ

室内外の温度差が大きいと自律神経が乱れ、体温調節が難しくなります。冷えやすい体質の人は、腹痛や疲労感が強くなる傾向があります。

東洋医学から見る夏冷え

東洋医学では体を「小宇宙」、自然を「大宇宙」ととらえ、環境に合わせて柔軟に対処することが大切とされています。

特に夏冷えは「脾(ひ)」の働きの弱まりと関係が深いとされ、胃腸機能の低下や体内の余分な水分滞り(湿)により不調が生じると考えられています。

夏冷えの対策方法は?

夏冷えを防ぐためには、日常生活でのちょっとした工夫が大きな効果を生みます。

冷え性対策!体質から改善するアーユルヴェーダの温活「食べ物・飲み物」“めぐるからだ”を育てるガイド手足の冷え・お腹の冷え・朝のだるさ。冷房やストレスで巡りが滞りがちな現代女性に向けて、アーユルヴェーダの知恵を活かした冷え性改善法を詳しく解説します。食事・運動・生活習慣を整えて、あたたかく心地よい日常へ。...
夏バテで体がだるい・重い…体調不良の原因と自律神経の整え方【アーユルヴェーダで解決】夏はアーユルヴェーダで言う「ピッタ」が乱れやすく、イライラや肌荒れ、夏バテなどの不調が起きがち。この記事ではピッタのバランスを整える食事や過ごし方、日常に取り入れやすいアーユルヴェーダの知恵をわかりやすくご紹介します。...

改善法① 食事(薬膳アプローチ)

胃腸を守り、余分な水を排出する食材がカギとなります。

  • ナス:利尿作用で余分な水分を排出。ただし体を冷やす → 大葉やからしと組み合わせることで冷やしすぎ防止。
  • とうもろこし+鶏肉+豆板醤炒め:脾を補い、元気を回復。豆板醤の辛味が食欲を増進。
  • 小豆・春雨・しょうが:むくみ改善・胃腸を温める作用。
アーユルヴェーダのレシピ♪ピッタを整えるペスカタリアン(お肉なし)夏の食事【1週間献立】梅雨〜夏のピッタ乱れに悩む方へ。ペスカタリアン食×アーユルヴェーダで、心身をやさしく整える1週間献立&レシピを紹介します。...
【実体験あり】食品添加物で太る?やめたら痩せた理由と原因を徹底解説「カップ麺やグラノーラをやめたら自然と痩せた」私の実体験をもとに、食品添加物と体重増加の関係、避けるべき添加物、体に優しい食習慣の始め方を丁寧に解説します。...

改善法② ツボ・セルフケア

  • 脾兪(ひゆ)(背中・胃腸の調子に関わるツボ):手ぬぐい+テニスボールで簡単セルフ刺激。
  • 中脘(ちゅうかん)(おへそから指4本上):消化不良や胃の不調時に有効。3秒押してゆるめる × 3~5回。
  • お腹ひねりストレッチ:消化器系を整え、血流・水分循環を改善。

改善法③ 入浴・生活習慣

  • 湯船に浸かり、余分な水分(湿)を流す。
  • サウナ→水風呂の交互浴:自律神経を整える(※脱水注意)。
  • 水分補給は「お茶や水」で
【夏の寝不足】原因と対策を徹底解説|体調不良を防ぐ3つの快眠法夏に寝つけない…その原因は「自律神経の乱れ」や「体のこわばり」かもしれません。この記事では、夏の寝不足の原因をアーユルヴェーダの視点から解説し、心身を整えるリラックス法や快眠のためのセルフケアを紹介します。...
【梅雨のだるい対処法】食事とアロマで心身をリフレッシュ!梅雨の時期に感じる「だるさ」や「不調」の原因を、気象・東洋医学・アーユルヴェーダの視点から解説。毎日の生活に取り入れやすい5つの対処法や、食べ物・アロマ・マッサージなど、心と体に優しいケア法を詳しく紹介します。 ...

夏冷えを緩和する食事

食事から体を温めることは、夏冷え対策の基本です。

温かい飲み物

  • 白湯:胃腸を温める基本の飲み物
  • しょうが湯:体を芯から温め、血流促進
  • ハーブティー(カモミール、ローズヒップなど):リラックス効果も期待

体を温めるスパイス

  • しょうが:血流改善・消化促進
  • シナモン・クローブ:冷えやだるさの緩和
  • カレー粉:内臓を温めつつ、食欲増進にも効果的

発酵食品で腸内環境を整える

  • 納豆、味噌、ヨーグルトなどを毎日少量摂取する
  • 腸内環境を整えることで、腹痛や下痢の予防につながる

旬の野菜を温かく調理する

夏野菜は冷たい料理になりがちですが、蒸し野菜やスープにして摂ると体を冷やさず栄養を摂取できます。

夏冷え対策で心地よい夏を過ごすために

夏冷えは「冷やしすぎ」「温め不足」が重なることで起こります。原因を理解し、日常生活や食事でバランスよくケアすることが重要です。

特に女性は筋肉量やホルモンの関係で冷えやすいので、靴下や羽織り物、温かい飲み物、スパイス入りの食事などの対策を組み合わせることがおすすめです。

東洋医学の視点では「脾を守り、余分な水を出す」ことが夏冷えバテ対策のカギ。薬膳・ツボ押し・ストレッチ・入浴を生活に取り入れることで、「冷えと湿をためない暮らし」が実現できます。

「大体でOK」「ファジーでいい」という柔軟な東洋医学の姿勢を取り入れながら、無理なく継続していくことが大切です。小さな習慣の積み重ねが、快適な夏をつくる秘訣になります。

関連記事一覧

Pause式・わたしを整える7日間セルフケア for ヴァータ

季節の変わり目に心や体がゆらぐことが多々あった私…。そんなとき、自分にやさしく向き合う時間がとても大切だと感じました。

Pauseでは、そんな「わたしを整える」ための7日間セルフケアを、アーユルヴェーダとヨガの視点からまとめたnote有料記事をつくりました。

🌿《Pause式・わたしを整える7日間セルフケア for ヴァータ》
note有料記事はこちら
※無料パートも用意しているのでぜひ覗いてみてくださいね♪

7日間、自分の心と体を見つめして、大切に労ってあげる時間を自分自身にプレゼントしてみませんか?