うまく休めないと感じている人
「頑張らない生き方」を実践するのに少し不安がある人
心と体をととのえる時間を持ちたいと思っている人
自分をいたわる暮らしを始めたいと感じている人
毎日忙しくて頑張りすぎちゃう働くあなたに、ふと出会った緑いっぱいの景色の中で立ち止まって深く深呼吸をする時間になれば嬉しいです♪
がんばりすぎる私へ、やさしいアーユルヴェーダ習慣を
日々の忙しさに追われ、自分のケアを後回しにしていませんか?
私もかつては、時間に追われる仕事中心の生活を送り、心も体もボロボロの状態でした。
大手広告代理店で働いていた頃、朝11時から19時までの稼働時間で、決まったお昼休憩はありませんでした。
ほぼリモートワークだったため、朝はギリギリまで寝て、朝ごはんを抜く。
12時過ぎにラーメンやピザ、ハンバーガーセットを出前で頼み、PC作業をしながら味わうことなく食べる。
19時すぎに一旦仕事を終え、コンビニでチャーハンと麻婆豆腐を買ってきて、テレビを見ながらぼーっと食べる。
その後20時以降もちらほらくるメールに返信している間に、あっという間に22時…。
「もう今日はお風呂いいや」と思ったら、あれ?昨日も入ってなかった…なんて気づいたりして、どうにかシャワーだけを浴びる。
テレビはつけっぱなしでダラダラとスマホを見る。
「あー明日も仕事だ。明日にならなければいいのに…」なんて思っているうちに、時間は深夜の2時。
どうにかベッドに倒れ込み、仕事の悪夢にうなされながら眠りにつく。
疲れているっていう自覚は正直なかったです。
でも、毎日8時間ぐらいは寝ていたはずなのに全く疲れは取れないし、ご飯を食べてもあまり味を感じない(美味しい!という感動がない)、外に出るのが億劫で休日もテレビを見ながらぼーっと過ごす、特に悲しいことがあるわけじゃないのに涙が出てくる…。
今思い出すとゾッとする生活習慣です。
そんな私が「これは流石にやばい」と思ったのは、
今まで生理前にしかできなかったニキビが常に治らなくなって肌から艶がなくなり、体重も増え見た目も理想とはかけ離れた状態。
極め付けには、当時住んでいた8階のベランダから下の道路を眺めて「ここから飛び降りたら死ぬのかなぁ」なんて考えるようになってしまったこと…。
ここまできてやっと、「私の心と体、なんかやばい状態なんだ…」と自覚することができました。
それから少しずつ、心と体を整えるための行動を始めました。
その過程で出会ったのがアーユルヴェーダの習慣です。
アーユルヴェーダの知恵を取り入れることで、心と体のバランスを整えることができました。
今では、毎日アラームの前に起き(朝日が出たらなんとなく目がさめる)、ファンデーションを塗らなくても恥ずかしくない肌に変わり、BMIは19で鎖骨もスッキリ綺麗に出るようになり、毎日鏡で見るのが楽しみ。
料理中になんの調理もしていない味付けなしの野菜を食べても「あー甘くて美味しい!」と食べ物の美味しさに感動できるようになりました。
さらに、ベランダのプランターに植えたレモンの木に毎年現れるアゲハ蝶の幼虫が育っていく過程を愛でて、たまにちょっと話しかけたり(←誰にも見られてないから大丈夫!笑)
蛹から蝶になって巣立っていく時には母親のような気持ちで「いつでも戻っておいで!」とちょっと感動しながら送り出しています。
アーユルヴェーダ習慣を取り入れることで、今の私は毎日の小さな出来事がすごく幸せと思えるようになりました。
今持っているものが愛おしくて、満たされている気持ち。
この気持ちを、かつての私のように、仕事に追われて疲れ切っている頑張り女子に伝えたい!
今回は、私が実践している朝から夜までのアーユルヴェーダ習慣をご紹介します。
朝のアーユルヴェーダ習慣で1日を整える
起きたらまず白湯を一杯:内側から目覚める
私は毎朝起きると、まずはマグカップに水を注いで電子レンジで2分間チンをして簡単「白湯」をつくます。
ぼーっと外の景色を眺めてゆっくり白湯を飲む時間は私にとっては毎日の必要な時間。体がどんどん目覚めていくのを感じます。
朝起きて50〜60℃の白湯をゆっくりと飲むことは、アーユルヴェーダで推奨されている習慣です。
体内の毒素(アーマ)を排出し、デトックス効果が期待できます。
基礎代謝が向上し、エネルギーの吸収が促進されます。
白湯は、体内のバランスを整えるシンプルで効果的な方法です。
朝食のバランス(朝5割):エネルギーをチャージ
白湯を飲んで一息ついたら、朝ごはんの準備を始めます。
私は1日の食事の中で1番たっぷり食べるのが朝の時間。
比率で言うと、朝5割、昼4割、夜1割♪
朝ごはんのメニューはほぼ決まっています。
ご飯と納豆、きのこと野菜たっぷりのお味噌汁に、自分でつけている糠漬け、旬の野菜を使ったもう一品とお魚か卵。
「これ、朝ごはんの量?」ってぐらい、たっぷり食べます。
アーユルヴェーダでは、朝は消化力が高まる時間帯とされています。
そのため、朝食は1日のエネルギー源としてしっかり摂ることが大切です。
最初のうちは、たくさんの量を朝に食べるのは難しい人であっても、例えば、温かいお粥やスープ、フルーツなどを取り入れると良いでしょう。
スープで特におすすめなのが、台湾の朝ごはんとして知られている「鹹豆漿(シェントウジャン)」。
台湾旅行で食べてからすっかり気に入ってしまい、帰国後に自分でも作ったりするのですが、結構簡単に作れる上に体もポカポカに温まるのし、タンパク質も取れるのでおすすめですよ!
ちなみに私はズボラなので、具材は桜エビとネギをたっぷり入れるぐらい。青梗菜や小松菜など葉物野菜を入れても美味しいですよ。
朝ヨガで心身をリフレッシュ
私は平日の朝は、ほぼ毎日LAVAに通っています。朝一番のクラスを受けて、心と体をしっかり目覚めさせてから仕事をしています。
夜だたの生活をしていたわたしにとって、朝9時からのクラスに参加するのは最初はかなり大変でした。
ただ良くも悪くも真面目で負けず嫌いな性格。
1度決めた「朝ヨガのクラスに毎日通う!」という自分との約束を作ると、最初のうちは「めんどくさいなぁ」と思いながら通っていました。
でも、10日間連続で通う頃になると「めんどくさい」より終わった後の「気持ちい!スッキリ!」が病みつきになっている自分に気づきまいした笑
やっぱり気持ちことって続くんですよね。
あれから8ヶ月たった今でも、ほぼ毎日平日の朝はLAVAの朝のクラスに通っています。
朝のヨガは、心と体を目覚めさせるのに最適です。
簡単なストレッチや呼吸法を取り入れることで、1日を穏やかにスタートできます。
最初からヨガスタジオに通うのはちょっと…と思う場合は、お家でYouTubeなどを参考に簡単な「太陽礼拝」や「深呼吸」を行うことで、心身のバランスを整えることも可能です。
私もLAVAに通い始める前ば、YouTubeで見つけた「太陽礼拝」を毎朝10回行っていました。
パジャマのまま、髪の毛もボサボサ、顔も洗わず…それでもカーテンを開いてヨガをするのはすごく気持ち良いですよ。
日中の過ごし方
昼食のバランス(昼4割):PCは一旦とじで仕事はしないで食事を楽しむ
お昼は12時ごろに、朝ごはんと同様に和食か、パスタかフォーとか、好きなものをなんでも食べます。
意図的にしている行動は、食事中はPCを閉じること!
今まで昼時間も仕事が気になって、ご飯を食べながらダラダラと作業をしてしまうことが多かったのですが、「自分に優しく」することを心がけるようになってからお昼休憩の時間はしっかり取るようになりました。
1時間まるっと休憩を取れない時でも、30分でも10分でも仕事から離れてご飯を食べることで、かなり心のリフレッシュにもつながります。
仕事は頑張りすぎない:意図的にゆっくりすることの大切さ
アーユルヴェーダでは、過度なストレスを避けることが重要とされています。
仕事中も意識的に休憩を取り、深呼吸や軽いストレッチを行うことで、心身の緊張を和らげることができます。
例えば、椅子に座ったまま簡単にストレッチするだけでも巡りがよくなり視界が明るくなりますよ。
夜のリラックスタイム
軽めの夕食(夜1割):就寝前の消化を助ける食事
アーユルヴェーダでは、夕食は軽めにし、就寝の2〜3時間前に摂ることが推奨されています。
このことを知ってから、私は夜は「ヨーグルトとフルーツ」もしくは「豆乳スムージー」のみにするようになりました。
最初のうちは夜お腹が空いてしまっていたのですが、夜早めに寝るためお腹が空いたら寝る、朝は空腹で朝ごはんをたっぷり食べられるという循環になってきて、夜お腹が空いていても朝ごはんを楽しみに幸せな気分で眠りにつけるようになりました。
フルーツやヨーグルトは朝に食べる人が多いですよね。
私も朝フルーツやヨーグルトを食べていた時期もあるのですが、ヨーグルトとフルーツを朝食べると体が冷えてしまい、なんとなく気持ちが沈んでしまうことに気づきました。
それから、いろいろ試してみた結果、夜は仕事を終えて体も頭もヒートアップしているので、それをクールダウンさせてくれるヨーグルトやフルーツがピッタリだと気づきました。
私はこんな感じで、自分が「心地よい」と感じることを1番大切にしながらアーユルヴェーダを生活の習慣に取り入れています。
お風呂に浸かる:入浴のリラックス効果
お風呂に浸かることは、心身のリラックスや疲労回復に非常に効果的です。
温かいお湯にゆっくりと浸かることで、体温が上昇し、血行が促進されます。
筋肉の緊張がほぐれ、老廃物の排出が促され、心地よいリラックス状態が得られます。
さらに、アロマオイルやハーブを取り入れることで、入浴の効果を高めることができます。
例えば、ラベンダーやカモミールなどの香りは、心を落ち着かせ、深いリラクゼーションをもたらします。
また、ジンジャーやローズマリーなどのハーブは、血行を促進し、体を温める効果があります。
アロマやハーブを入浴時に取り入れることで、心身のバランスを整え、日々の疲れを癒すことができます。
私はベランダで、ローズマリー、オレガノ、レモンバームを育てています。
元々、「料理に使ったらオシャレ♪」と思って買ったのですが、実際には和食の多い食生活で、ハーブを使う料理をほとんど作らないため、元気にどんどん育っていくハーブを見ながら「どうしたものか…」と悩んでいたところ、お風呂に入れるといいと言うことをしりました。
ハーブを簡単に洗って、お鍋に入れてぐつぐつ煮込んでその煮汁をお風呂に入れます。
そのままハーブをお風呂に入れてもいいのですが、煮出すことで香りも成分もしっかり湯船に入るので私は煮込むようにしています。
お風呂に入っているときは、皮膚からの吸収率が高まります。
ハーブはいろいろな効果があるので、自分に合った香りや効果を見つけて、毎日のバスタイムをより豊かなものにしてみてくださいね。
早めの就寝(22時〜23時):良質な睡眠のための習慣
アーユルヴェーダでは、22時までに就寝することが理想とされています。
22時までに寝ることで、体の回復やホルモンバランスの調整が促進されます。
私も毎日ではないですが22時はベッドに入るようにして、遅くても23時には眠っています。
就寝前は、スマートフォンの使用を控え、リラックスした環境を整えましょう!…と言われるのですが、正直私は直前まで気になることがあればスマホで調べたりしています。気になると眠れなくなってしまうタチなので…笑
それでも、ヨガのレッスンで気持ちよかったり心が落ち着くポーズを寝る前にゆっくりまったり繰り返すことで、心が安らいでベッドに入ってからはスーッとすぐに眠りにつくことができます。
アーユルヴェーダの習慣を取り入れるメリット
アーユルヴェーダの習慣を日常に取り入れることで、心と体のバランスが整い、日々の生活がより充実したものになります。
無理なく続けられる方法を見つけ、自分自身を大切にする時間を持つことが大切です。
頑張り屋さんで真面目な方は「今日から全部実践する!!」なんて意気込んでしまうかもしれませんが、無理は禁物!!、負担になったり「心地よい」と感じられなければ実践する意味はないし、習慣化はされません。
今日から全て始める必要なんて全くありません。できること1つだけでもいいので、毎日の習慣の中に取り入れてみてください。
例えば、朝起きたら白湯を飲むこれを取り入れるだけでも、内臓を優しく目覚めさせ、1日の活動に備えることができます。
ちょっとした変化でも体はしっかり受け止めて、習慣として続けることではっきりとした実感に変わります。
ぜひ無理なくできるところから始めてみてくださいね♪