夏でもエアコンで体が冷えてしまう
冷え性を根本から改善したいと考えている
アーユルヴェーダや温活に興味がある
自然に寄り添った体質改善をしたい
このブログタイトル「pause(ポーズ)」には“立ち止まって呼吸をする”という意味を込めました。
毎日忙しくて頑張りすぎちゃう働くあなたに、ふと出会った緑いっぱいの景色の中で立ち止まって深く深呼吸をする時間になれば嬉しいです♪
目次
そもそも冷え性ってどういう症状?なぜ起きるの?
冷え性の症状
冷え性とは、外気温に関係なく体の一部が冷たく感じる状態のことを言います。
特に女性は筋肉量が少なく、血流が滞りやすいため冷えを感じやすいです。
主な症状は:
- 手足の先が常に冷たい
- 腰・お腹・お尻まわりが冷える
- 肩こり・便秘・生理痛・不眠
ただ寒いと感じるだけでも厄介なのに、その寒さが肩こり・便秘・生理痛・不眠までも引き起こしているって…
さらに、冷えが慢性化すると、免疫力の低下や代謝の悪化などにもつながります。これは、すぐにでも改善したいですよね。

冷え性の原因
冷え性の原因は、実は一つではないんです。いくつかの要因が重なって、体が冷えやすくなってしまうんです!
冷え性を引き起こす主な原因:
- 血行不良:血管が収縮したり、血液の流れが滞ったりすると、手足など末端まで血液が届かず、冷えやすくなります。
- 筋肉量の低下:筋肉は「熱を生み出すエンジン」。筋肉が少ないと、体内で熱が作られにくくなってしまいます。
- 基礎代謝の低下:年齢や運動不足により代謝が落ちると、エネルギー消費が減り、体温も下がりがちに。
- 自律神経の乱れ:ストレスや不規則な生活で自律神経が乱れると、体温調節がうまくできず冷えを感じやすくなります。
- 食生活の乱れ:冷たい飲み物や生野菜を摂りすぎたり、栄養バランスが偏っていたりすると、内臓から冷えてしまうことも。
- 喫煙:タバコは血管を収縮させ、血行を悪くする大きな原因になります。
筋肉は「熱を生み出すエンジン」。筋肉が少ないと、体内で熱が作られにくくなってしまいます。
初心者さん向けの簡単なヨガやピラティスから始めて、無理なく筋力をつけていくのもおすすめです。初心者向けのヨガ・ピラティスの始め方ガイドはこちら。
女性に冷え性が多いのはなぜ?
女性はもともと筋肉量が少なく、ホルモンバランスの変化(月経・妊娠・更年期など)もあるため、冷えを感じやすい傾向があります。
さらに、ストッキングやスカートなど薄着の機会が多いことや、ダイエットなどで食事を減らしてしまうことも影響していると言われています。
冷え性のタイプにも注目!
実は冷え性にはいくつかのタイプがあります。あなたはどのタイプに当てはまる?
- 末端型:手足の先だけがいつも冷たい
- 内臓型:お腹や腰が冷え、胃腸の不調が出やすい
- 全身型:全身が冷えて、常に寒い
- 冷えのぼせ型:手足は冷たいのに顔だけ火照る
冷え性を改善するためには、自分のタイプや原因を知って、ライフスタイルに合った対策をとっていくことが大切です。
冷え性は体質から改善できるの?
ツラい冷え性を体質から改善する方法
冷え性は「体質だから仕方ない」と思われがちですが、実は体質からの改善が可能なんです!
冷え性の原因はさまざまですが、生活習慣や食生活の見直し、運動習慣の改善、入浴方法の工夫など、日常の中でできる小さな積み重ねで、少しずつ症状を和らげていくことができます。
冷え性の原因は、主に以下の3タイプに分けられます:
- 1. 全身型の冷え性: 基礎代謝の低下が原因で、筋肉量が少なく、体内で熱を十分に作れない状態。
- 2. 末端型の冷え性: 手足の血行が悪く、体の末端まで熱が行き届きにくい状態。
- 3. 体質による冷え性: 自律神経やホルモンバランスの乱れにより、もともと冷えやすい体質になっている状態。
こうした原因を踏まえ、以下のような「体質改善」のアプローチが効果的です。
食生活の見直し
- 体を温める食材を積極的に摂りましょう(生姜、にんにく、ねぎ、にら、羊肉、くるみ、黒豆、黒米、シナモン、山椒など)。
- 温かい飲み物を選び、体の内側からポカポカに。
- タンパク質をバランスよく摂取し、筋肉量アップ&基礎代謝向上をサポート。
運動習慣の改善
- ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、無理のない運動を毎日の習慣に。
- スクワットなどで太ももやふくらはぎの筋肉を鍛えるのもおすすめです。
生活習慣の見直し
- 規則正しい生活で十分な睡眠をとり、自律神経のバランスを整えましょう。
- ストレスを溜めない工夫も大切。ストレスは血流を悪化させる原因に。
- 腹巻やレッグウォーマー、重ね着などで体を冷やさない服装を心がけて。
- 毎日の入浴で湯船にゆっくり浸かり、体の芯から温めることも効果的です。
その他のサポート
- 漢方薬: 体質に合った漢方を取り入れることで、冷え性の根本からの改善が期待できます(服用前は専門家に相談を)。
- サプリメント: ビタミンEなど血行促進に役立つ成分を含むサプリも有効です。
注意点:
冷えの症状が長引いたり、他の体調不良を伴う場合は自己判断せず医療機関を受診しましょう。
冷えの原因は人それぞれ異なるため、自分に合った方法で無理なく改善を目指すことが大切です。
アーユルヴェーダの冷え性の考え方
ここまでお話ししてきたように、冷え性の改善は生活習慣や食事、運動といった日々の積み重ねがとても大切です。さらに、より深い体質の理解やバランスを知ることも改善を後押ししてくれます。そこで役立つのがアーユルヴェーダの考え方です。
アーユルヴェーダでは、人の体質を「ドーシャ」と呼ばれる3つのエネルギー(ヴァータ・ピッタ・カパ)のバランスで捉えます。冷え性は、特に風のエネルギー「ヴァータ」の過剰が原因とされ、乾燥や冷え、不安定さが特徴です。
このヴァータのバランスを整えることで、冷え性を根本から和らげることが期待できます。たとえば、温かいスパイス入りのスープを飲む、夜はスマホやテレビを早めにオフにしてリラックスするなど、日常にちょっとした工夫を取り入れてみましょう。
アーユルヴェーダでは、以下の4つの柱を通して体質を整えていきます:
- 食事: 温かくて消化に良いものを選び、生姜やシナモンなどの温性スパイスを取り入れる。
- 生活習慣: 朝日を浴びて規則正しい生活を送り、夜はしっかり休むことを意識する。
- 運動: ヨガやゆったりとしたストレッチで体を温め、血流を促進する。
- 心の安定: 瞑想や深呼吸を取り入れ、ストレスを和らげて自律神経のバランスを整える。
一つだけを頑張るのではなく、少しずつすべてを整えていくイメージで、心地よい温かさを取り戻しましょう。
冷え性の改善には自律神経・温活が鍵!
夏の冷え性改善は自律神経が鍵!
夏なのに冷えてしまう…そんなときは、自律神経の乱れが原因かもしれません。

冷房や冷たい飲み物の取りすぎで交感神経が優位になり、体温調節がうまくできなくなってしまうんです。
改善のためには:
- 38〜40℃のぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
- ヨガやピラティスなどの軽めの運動
- 睡眠時間をしっかり確保する
- 冷たい飲み物・食べ物を控える
これらの習慣が、乱れた自律神経を穏やかに整えてくれます。
冬の冷え性改善は温活が重要!
冬場は気温の低さに加え、乾燥もヴァータを悪化させます。
アーユルヴェーダでは、「温性・油性・重性」のある生活習慣をおすすめしています。
冬におすすめの温活習慣:
- 白湯を飲む習慣をつける
- スパイス(生姜・シナモンなど)を日常的に取り入れる
- ごま油を使ったオイルマッサージ(入浴前を推奨されているが、入浴後でもOK♪自分の心地よい方で!)
- 煮込み料理やスープなど、温かく消化に良い食事を中心にする
体を温めながら、同時に心もほぐれていく感覚を味わえるのがアーユルヴェーダの魅力です。
▼私が使っている太白ごま油
▼沸騰させた熱いお湯を短時間で飲みやすいようにしてくれる、簡単に白湯が作れるマグ♪見た目が可愛いから使うのも楽しい!
アーユルヴェーダの知恵を借りて冷え性の改善を!食べ物と飲み物
アーユルヴェーダの冷え症対策!【食べ物】
アーユルヴェーダでは、冷え性の方には以下のような「体を温める性質」のある食べ物をすすめています。
おすすめの食材:
- 根菜類(にんじん、さつまいも、大根、かぼちゃ など)
- 消化にやさしい煮込み料理(スープ、ポトフ、カレーなど)
- 温性スパイス(生姜、シナモン、クローブ、カルダモン、フェンネルなど)
- オイル(ごま油、ギーなどの良質な油)
反対に、生野菜や冷たいスムージー、生魚などは体を冷やすため、控えるのが◎です。
アーユルヴェーダの冷え症対策!【飲み物】
飲み物もなるべく常温以上のものを選びましょう。
おすすめのドリンク:
- 白湯(朝・食間・寝る前)
- スパイスティー(ジンジャーティー、シナモンティーなど)
- ゴールデンミルク(ターメリック入りミルク)や、豆乳チャイ
- ホットレモン&はちみつドリンク
▼このスパイスティーに豆乳を入れても美味しい♪ちょっぴり甘いので砂糖いらずです!
「飲み物で体を温める」ことは、日々の冷えケアにとても有効です。
冷え性改善は日々の小さな選択から始まる
冷え性は、「一発で治る」ものではなく、日々の積み重ねが何よりも大切。
アーユルヴェーダが教えてくれるのは、「体質そのものを整えること」の大切さです。
今日からできることはたくさんあります:
- 朝起きたら白湯を飲んで内臓を目覚めさせる
- スパイスやオイルを食事に取り入れる
- 入浴前にごま油でマッサージする
- しっかり寝て、ゆったり呼吸する時間をつくる
あなたの冷え体質も、日々のちょっとした選択から、きっと変えていけます。
アーユルヴェーダの知恵と一緒に、「あたたかく、ほっとする暮らし」始めてみませんか?
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季節の変わり目に心や体がゆらぐことが多々あった私…。そんなとき、自分にやさしく向き合う時間がとても大切だと感じました。
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