心地よい暮らしのヒント

ヨガとミニマリスト|やさしく手放す、余白のある生き方

ミニマリストに憧れるけど、何から始めていいかわからない
心がザワザワして、なんだかいつも落ち着かない
「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまう
モノを減らしても、気持ちがスッキリしない
ヨガの教えを、日常のセルフケアに活かしたい

Nakacy(なかしー)@Pause主宰
Nakacy(なかしー)@Pause主宰
こんにちは!お読みのブログ「pause(ポーズ)」を運営しているNakacy(なかしー)です!このブログタイトル「pause(ポーズ)」には“立ち止まって呼吸をする”という意味を込めました。
毎日忙しくて頑張りすぎちゃう働くあなたに、ふと出会った緑いっぱいの景色の中で立ち止まって深く深呼吸をする時間になれば嬉しいです♪

あなたも“もう十分持ってる”のに、どこか満たされないと感じていませんか?

「もっと効率よくなりたい」「心を整えたい」「シンプルに暮らしたい」

そんな思いを抱えながら、日々頑張っているあなたに、ヨガ哲学の視点から“ミニマリスト”のヒントをお届けします。

ヨガ的ミニマリストとは、モノを減らすことだけじゃない

「ミニマリスト」と聞くと、まず浮かぶのは「断捨離」や「持たない暮らし」

でも実際は、それだけではありません。

本当に大切なのは、心の中の“ノイズ”を減らすこと。

  • 常に何かを考えている思考
  • 予定で埋まったスケジュール
  • 気を使いすぎて疲れる人間関係

こういった「見えない負担」こそ、ミニマリストの視点で見直したいものです。

“モノ”を減らすことは、その一部にすぎません。

それよりも、「何を大切にしたいか」を明確にし、心の余白を取り戻すことこそが、現代を生きる私たちに必要な“整え方”なのです。

心が疲れているとき、ただモノを減らすだけでは整わないことも。そんなときに試してほしい、やさしいセルフケア習慣をご紹介します。
👉 疲れた時にやること7選|心と体を整える「やさしい習慣」

ヨガ哲学が導く、ミニマリストなシンプルな心のあり方

ヨガの目的は、「心を静めること」です。

その指針となるのが、「ヨガ・スートラ」で説かれている八支則(アシュタンガ・ヨガ)です。

アパリグラハ(不貪)という教え

八支則の中でも、ミニマリストと深くつながるのが「アパリグラハ」=必要以上に求めないという教え。

物質的な欲望や、比較・承認欲求から離れることで、心は自然と整っていきます。

私自身も、「もっと何か足りない」「まだ完璧じゃない」と、つい上を目指してしまう癖があります。

でも、ヨガを始めてからは

「今あるもの」「今の自分」を見つめる時間が増えました。

“満たそうとする”のではなく、“気づく”こと——

そこに、ヨガ的ミニマリストの本質があります。

「心を静めたいけれど、どうしたらいいかわからない…」そんな時にこそ読んでほしい、ヨガ哲学から学ぶやさしいヒントをまとめました。
👉 頭の中が忙しいと感じたら|ヨガ哲学で“今ここ”に戻るやさしい習慣

暮らしに活かす、ヨガ的ミニマリストの実践法

ヨガは、マットの上でのポーズだけではありません。
むしろ大切なのは、それをどう暮らしに活かすかということ。

ここでは、私自身が日々実践している「ヨガ的ミニマリスト」の習慣をご紹介します。

朝の5分間、静かに座る

  • スマホを見ずに、ただ呼吸に意識を向ける時間
  • 「やるべきこと」から離れ、「今ここ」に戻るためのリセット習慣

一日のはじまりに“空白”をつくることで、心が整います。

通知を手放す

  • SNSやアプリの通知をすべてオフに
  • 思考のノイズが減り、無意識のスマホチェックが自然と減少

“反応する毎日”から、“自分で選ぶ毎日”へ。

「やらなきゃ」を手放す

  • “がんばらないと価値がない”という思い込みに気づく
  • スケジュールに「何もしない時間」をあえて入れる

立ち止まることは、怠けではなく、豊かさのはじまり。

持ちすぎない暮らしを選ぶ

  • まとめ買いをやめ、必要な分だけを選ぶ
  • ものが多すぎない部屋は、思考まで整えてくれる
  • 「とりあえず買っておく」より、「今の自分に本当に必要か」を大切に

少しずつ手放していくことで、「本当に大切なもの」が見えてくる。
それが、ヨガ的ミニマリズムの醍醐味です。

ヨガ的ミニマリストとは、「自分を大切にできる人」

ミニマリストは、何もない状態を目指すことではありません。
「本当に大切なもの」だけを残す選択。

Pause(余白)を持つことで、自分の本音に気づく

そしてそのスペースには、

  • 心が落ち着く習慣
  • 自分を整える時間
  • 好きなこと、安心できるもの

…そういったものが、自然と入ってきます。

“あなたはすでに満たされている”という視点

ヨガ哲学では、人は本来、変わらず完全な存在とされます。
それを表す言葉が、「アートマン(Ātma)」=真我

評価や成果とは関係なく、すでに満たされた“本当の自分”

ただ存在するだけで、あなたは完璧で、満たされた存在。

だから、何かを求めなくていいし、比べたり焦ったりする必要もありません。

……だって、あなたはもうすでに、すべてを持っているのだから——。

けれど私たちは、忙しさや比較のなかで
その「本当の自分」の存在を、つい忘れてしまいます。

だからこそ、Pause(余白)を持ち、少し手放してみる。
そのとき、「本当の自分=アートマン」に気づく瞬間が訪れるのです。

  • 雨風をしのげる家に住めている
  • お気に入りの映画や本がある
  • 心の支えになる“推し”がいる
  • 夢中になれる仕事がある
  • 安全で清潔な暮らしを支える経済力がある

……そんなふうに、「すでにあるもの」に感謝してみると、
気づけば、とても満たされた気持ちになっています。

“今ここにいる自分”に、「もう大丈夫だよ」と優しく声をかけてあげてください。

まとめ|ヨガが導く“心の余白”、ミニマリストという生き方

ミニマリストとは、ただ持ち物を減らすことではありません。

ヨガが導く“心の余白”は、まず「手放す」ことから始まります。

今あるもの・今の自分を受け入れることこそ、豊かさへの一歩。

今日ひとつだけ、「手放してみる」ことから始めてみませんか?

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