ふわふわした感覚や、めまい・倦怠感に悩まされる
寝ても疲れがとれず、朝からエンジンがかからない
「やらなきゃ」が頭を占めていて、気づけば呼吸が浅い
ちゃんと休んでいるはずなのに、心が落ち着かない
いつも思考が忙しくなりがちな私たちにこそ、ふと立ち止まって「今ここ」に戻る時間が必要です。
ヨガ哲学やアーユルヴェーダの知恵をヒントに、がんばる毎日のなかに、小さなやさしさを。
そんな想いを込めてお届けします。
目次
五月病ってどんなもの?なぜ私たちをつらくさせるの?
4月、新しい季節の始まりに、ちょっと緊張しながらも頑張って走り抜けた。
その直後にやってくる5月。
ゴールデンウィークが終わったあたりから、
理由もなく不安になる
夜なかなか眠れない
……そんな違和感を覚えること、ありませんか?
もしかすると、それは「五月病」かもしれません。
「五月病」は、医学的な診断名ではありませんが、環境の変化や疲れがどっと出やすいこの季節に起こる“心と体の不調”のこと。
特に、まじめで責任感が強い人ほど、知らず知らずのうちにエネルギーを使い切ってしまいがちなんです。
そんなときに必要なのは、もっとがんばることではなく、「ゆるめてあげる」こと。
Pauseでは、ヨガやピラティス、アーユルヴェーダのやさしい知恵を日常に取り入れて、この季節のゆらぎと仲よく付き合うセルフケアを提案しています。
五月病の症状が気になる方におすすめの記事です。身体的な疲れを解消したい方へ
頑張り屋さんほど陥りやすい。五月病の心と体のサイン
「なんとなく疲れてる気がする」「寝てもスッキリしない」「SNSばかり見てしまう」
そんな日が続いていませんか?
五月病は、自分を後回しにしてきた“がんばり屋さん”がかかりやすい、心と体からのSOS。
たとえば、仕事に手を抜けない・周りに気を遣いすぎる・自分の疲れに気づくのが遅い……
そんな女性は、特に注意が必要です。
五月病の主なサインはこんな感じ:
- 朝起きるのがつらい、寝つきが悪い
- 食欲が乱れる(甘いものばかり、食欲がない)
- 気分の落ち込みや、理由のない不安感
- 興味ややる気が湧かない
- 体が重い、肩こりや頭痛がひどくなる
これらはすべて、「もう頑張りすぎないで」「ちょっと休もうよ」っていう、心と体からのメッセージ。
そのままにしておくと、心の不調が長引いたり、体にも影響が出てしまうかもしれません。
だからこそ、自分を整える“やさしいケア”がとっても大事なんです。
心と体を整える習慣を始めたい方におすすめの記事です。自宅でできるピラティスを紹介しています。
ヨガ・ピラティス・アーユルヴェーダで整える、やさしい自分時間
Pauseでは、「整える=自分を大切にする時間」と考えています。
ヨガは、呼吸とともに動くことで心と体をつなぎ、ぎゅっとこわばった緊張をゆるめてくれる存在。
ピラティスは、姿勢や呼吸を整えながら、内側からエネルギーが満ちてくる感覚を育ててくれます。
そしてアーユルヴェーダは、季節や心身の状態に合わせて暮らしを整える、古くからの知恵です。
どれも、がんばる日々の中でつい見失いがちな「わたしの感覚」を取り戻すサポートになります。
たとえば、こんなふうに。
- 朝の太陽礼拝で、呼吸を深めながら一日をスタート
- 在宅ワークの合間に、3分だけ骨盤をゆらして心と体をゆるめる
- 夜、白湯をゆっくり飲んで「今日はもう、おしまい」と静かに区切る
どれも特別なことじゃなくて、静かに自分に戻る、小さな「Pause」です。
そんな時間が、心と体をそっと整えてくれるんですよ。
朝の太陽礼拝で「今日のわたし」とつながる
朝の始まりに、ゆっくり呼吸をしながら体を動かす。
それだけで、頭のもやもやがすっと晴れて、心が整っていくのを感じます。
「太陽礼拝(スーリヤ・ナマスカーラ)」は、呼吸と動きを合わせながら全身をバランスよく動かす、ヨガの基本のフロー。
Pauseでは、”気持ちよく体を起こしていく”ような感覚で取り入れています。
やり方(シンプルバージョン):
両手を空に伸ばし、大きく背伸び(吐いて)
上体を前に倒して、手を床へ(吸って)
片足ずつ後ろに引いて、軽く膝をつける(吐いて)
ゆっくり胸を床に近づけて、背中を反らす(吸って)
お尻を引いて、背中を伸ばす「ダウンドッグ」(吐いて)
両足を前に戻し、体を起こして、また合掌の姿勢へ
呼吸とともに動くことで、心と体のバランスが自然と整っていきます。
「気合を入れる朝」ではなく、自分の内側に静かにスイッチを入れる時間に。
3回だけでも、1日がちょっと変わって感じられるかもしれませんよ。
骨盤をゆらす、3分間のリセット習慣
デスクワークの合間や、なんだか気分が落ち込むとき。
そんなときは、椅子に座ったまま、骨盤をやさしくゆらすだけで、驚くほど心と体がふっとゆるむことがあります。
やり方はとってもシンプル:
骨盤を前後にゆっくりゆらす(背中を丸めたり、少し反らしたり)
次は左右にコロンとゆらしてみる
呼吸は止めずに、「いま、わたしはここにいる」を感じながら
たった3分でも、腰まわりがじんわりあたたかくなって、気持ちまで軽くなっていくのがわかります。
無理に「がんばる」のではなく、ゆらすことでめぐらせる。
そんなやさしいケア、ぜひ試してみてくださいね。
今日からできる、五月病セルフケア3つの習慣
① 朝の白湯+ひと呼吸で、体内のリズムを目覚めさせる
アーユルヴェーダでは、朝に白湯を飲むことで「消化の火(アグニ)」が整うと言われています。
起きてすぐ、あたたかい白湯をひと口。
そのあと、深呼吸を3回してみましょう。
「今の自分、どう感じてる?」と、体の声にそっと耳を澄ませるだけでOKです。
① 朝の白湯+ひと呼吸
🌅 朝起きたら、ポットにお湯を沸かして白湯を用意。
やかんで一度沸騰させたお湯を、50〜60℃くらいまで冷ましてゆっくり飲みましょう。
もちろん、簡易版でマグカップにお水を入れて1、2分チンする簡単白湯でもOK♪
🫖 飲みながら深呼吸を3回。
鼻から吸って、口からふーっと吐き出します。
💭 心の中で「今日の自分、どんな感じ?」と問いかけるだけでもOK。
何か答えなくていいのです。ただ“気にかけてあげる”ことが大事です。
② デジタルデトックスの時間をつくる
つい見てしまうSNS。でも、ぼーっと画面を見る時間は、意外と脳に負担をかけています。
寝る1時間前だけ、スマホをおやすみ。
代わりに、ヨガのシャバーサナ(仰向けで全身を休めるポーズ)や、ピラティスの呼吸法を取り入れて、脳も心もクールダウンさせてあげましょう。
③ 「無理しない」選択をひとつだけする
予定をたくさんこなすのが偉いわけじゃない。
「今日は行かない」「今日はやらない」って、自分に言ってあげる。
そんなちいさな選択が、心にふっと余白をつくってくれます。
がんばるより、自分をゆるめる選択を一つだけ。今のあなたに、ちょうどいいペースで。
心と体を整える習慣を始めたい方におすすめの記事です。自宅でできるピラティスを紹介しています。
「大丈夫だよ」と、自分に声をかけるような暮らしへ
五月病を完全になくすことは難しいけれど、この“ゆらぎの季節”をやさしく乗り越えることはできます。
Pauseが大切にしているのは、「がんばる」よりも「立ち止まる」勇気。
ヨガやピラティス、アーユルヴェーダは、そんなやさしい立ち止まりをそっと支えてくれるツールです。
💭 日々の暮らしの中で、小さなPause(ひとやすみ)を意識してみませんか?
たとえば——
深呼吸する
寝る前にスマホを手放す
それだけでも、心と体は少しずつ、自分のリズムを取り戻していきます。
がんばるあなたへ。
「がんばらない自分も、ちゃんと価値がある」
そう思える時間を、暮らしの中に育てていけたらいいですね。
五月病をやさしく乗り越えるためのセルフケア
五月病は、がんばりすぎる人ほど気づきにくい心と体の疲れ。
新しい季節を駆け抜けたあと、ふと訪れる不調に戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
でも、そんなときこそ大切なのは、自分の声に耳を傾けること。
ヨガ・ピラティス・アーユルヴェーダには、自分のリズムを取り戻し、心と体をやさしく整えるヒントがたくさんあります。
Pauseが提案するのは、難しくないセルフケアの習慣。
白湯を飲んであたたまる。深呼吸をして一息つく。骨盤をゆらして力を抜く。
そんな小さなことでも、心と体はきちんと応えてくれます。
この春は、少しだけ意識して、「わたしのための時間」をつくってみませんか?
がんばりすぎない、やさしい選択が、ゆらぎの季節を乗り越える力になります。
「今日もがんばったね」「大丈夫だよ」
そんなふうに、自分に声をかけるような毎日を育てていきましょう。
5月は「自分を後回しにしない」ための、Pause(ポーズ)のチャンス。
今こそ、自分を整える時間を始めてみませんか?
👉 頑張らない生き方って、甘えじゃない。ヨガで知った“自分を大切にする”ということ
👉 忙しい日常で見失いがちな『自分を大切にする時間』
👉 疲れた時にやること7選|心と体を整える「やさしい習慣」

季節の変わり目に心や体がゆらぐことが多々あった私…。そんなとき、自分にやさしく向き合う時間がとても大切だと感じました。
Pauseでは、そんな「わたしを整える」ための7日間セルフケアを、アーユルヴェーダとヨガの視点からまとめたnote有料記事をつくりました。
🌿《Pause式・わたしを整える7日間セルフケア for ヴァータ》
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※無料パートも用意しているのでぜひ覗いてみてくださいね♪
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