心と体を癒すセルフケア

夏太りとは?むくみの原因と基礎代謝低下を防ぐ5つの対策法

夏太りが気になる方
夏にむくみやだるさを感じやすい方
基礎代謝の低下を防ぎたい方
東洋医学や薬膳に興味がある方
食事や生活習慣で体調を整えたい方

Nakacy(なかしー)@Pause主宰
Nakacy(なかしー)@Pause主宰
こんにちは!ブログ「pause(ポーズ)」を運営しているNakacy(なかしー)です🌿
「pause(ポーズ)」には、“立ち止まって呼吸をする”という意味を込めています。
今回は夏に増える「夏太り」について、その原因やむくみとの関係、そして対策をわかりやすくまとめました。
薬膳レシピ・ツボ押し・睡眠改善法など、すぐに試せるケア方法も紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

夏太りとは?原因とむくみの関係をわかりやすく解説

「夏なのに体重が増えるなんて意外!」と思う方も多いかもしれません。
ですが、実際に夏に体が重くなる・むくみやすい・体重が増えるという悩みを抱えている人は少なくありません。

従来は「夏は食欲が落ちて痩せやすい季節」と言われてきました。しかし現代のライフスタイルでは、冷房で体が冷え、冷たい飲み物や麺類を多くとる傾向があり、結果的に代謝が落ちて太りやすい状況が生まれています。
特にむくみは、夏太りに深く関わる重要なサイン。体に余分な水分がたまり、だるさや見た目のぽってり感につながってしまうのです。
ここからは、夏太りの仕組みを「むくみ」と「基礎代謝低下」という視点から紐解いていきましょう。

なぜ夏にむくみやすいの?そのメカニズム

冷たい飲み物・食べ物で体が冷える

夏の定番といえば、アイスコーヒーやかき氷、そうめんなどの冷たいメニュー。
美味しいけれど、摂りすぎると胃腸が冷えて働きが弱まり、消化力がダウンしてしまいます。東洋医学ではこれを「脾胃(ひい)の弱り」と表現し、むくみやだるさの原因とされています。

冷房で体温調節が乱れる

オフィスや自宅で一日中冷房の効いた部屋にいると、知らず知らずのうちに血流が滞り、余分な水分が体にとどまりやすくなります。
本来、汗をかいて体温調節するはずが、冷房環境では汗をかかないため水分代謝がスムーズにいかないのです。

運動不足による巡りの悪化

猛暑の中、外に出るのが億劫になり、つい運動不足に…。
筋肉は血液やリンパのポンプの役割を果たしているため、動かないとむくみが悪化します。足先の重だるさや夕方の靴のきつさは、まさにそのサインです。

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夏太りの原因は基礎代謝の低下

夏は代謝が下がりやすい季節

基礎代謝とは、呼吸や体温維持など、生きているだけで使うエネルギーのこと。
冬は体を温めようと代謝が上がりますが、夏はその必要がないため基礎代謝が下がりやすいのです。
そこに運動不足や冷えが重なると、さらにエネルギー消費が減ってしまいます。

睡眠不足も代謝を下げる

夏は寝苦しさから睡眠不足になりがち。
アメリカの研究では、睡眠が短い人は食欲を増すホルモン「グレリン」が増え、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減少することが報告されています。
その結果、夜食や間食が増え、太りやすくなるのです。

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夏太りを防ぐ食べ物・ツボ・習慣

薬膳レシピで消化力をサポート

夏太りの一番の原因は「冷たい炭水化物中心の食事」。これを防ぐには、体を温め巡りを整える薬膳を取り入れるのがおすすめです。

豆腐のニラソース
焼いた豆腐に、刻んだニラ・生姜・醤油・みりん・ごま油を合わせたソースをかけるだけ。
ニラと生姜が胃腸を温め、冷えやむくみにアプローチします。

アジとオクラの甘酢ソース
アジを焼いて、刻んだオクラとらっきょう甘酢を混ぜたソースをかけます。
オクラのネバネバ成分が消化を助け、さっぱり食べられる夏向きの一品。

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むくみに効くツボ押し

・足首の内側「三陰交」…冷えやむくみに効果的
・膝下の外側「足三里」…胃腸の働きを整える
・耳の後ろ「安眠」…睡眠の質を高める

これらのツボをやさしく3〜5秒押して離すを数回繰り返すだけで、じんわり血流がよくなります。

ツボの場所
三陰交 → 内くるぶしの上、指4本分
足三里 → 膝のお皿の下から指4本分外側
安眠 → 耳の後ろの骨から指1本分下のくぼみ

三陰交(さんいんこう)
場所:足首の内くるぶしのいちばん高い部分から、指4本分(約3寸)上。
探し方:内くるぶしに小指をあて、そこから人差し指の位置まで指を4本分置いた高さのスネの骨(脛骨)の内側にある少しくぼんだところ。
ポイント:冷えやむくみに効果的で、特に女性におすすめ。

足三里(あしさんり)
場所:膝のお皿(膝蓋骨)の下端から、指4本分下がったところで、スネの骨の外側(やや外寄り)にあるくぼみ。
探し方:膝を立てて軽く触ると、骨の出っ張りのすぐ外側にコリッとする部分がある。そこが目印。
ポイント:胃腸の働きを整え、全身の疲れにも良いツボ。

安眠(あんみん)
場所:耳たぶの後ろにある、下向きに尖った骨(乳様突起)の先端から、指1本分後ろ下にあるくぼみ。
探し方:耳たぶの裏をなぞって、骨の先端を触り、その少し下を押すと「気持ちよい痛み」がある場所。
ポイント:名前の通り、眠りを助けリラックス効果が期待できる。

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生活習慣のちょい足しケア

・普段より一駅分多く歩く
・夜はスマホを早めに切り上げて睡眠確保
・冷たいドリンクの代わりに常温のお茶や白湯を選ぶ

ちょっとした工夫でも積み重ねれば大きな変化になります。

まとめ|夏太りを防ぐには「食事・睡眠・ツボ」の3本柱

夏太り対策は、特別なことをする必要はありません。
薬膳で消化を助け、しっかり眠り、ツボ押しで巡りを整える。この3本柱を意識するだけで、体はぐっと楽になります。
そして、毎日の生活に「ちょい足しケア」を取り入れるのがおすすめ。
例えば、温かいスープを1品追加する、寝る時間を15分早めるなど、小さな習慣を積み重ねていきましょう。

夏のだるさやむくみを恐れず、東洋医学の知恵を味方につけて、軽やかに夏を楽しみましょう!

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